事務職のAI化について【AI化可能な仕事とそうでない仕事】

こんにちは!総務課で働いているでゅおです!
いろいろな仕事がAIによって必要なくなるのでは?というお話を聞くようになりました。
果たして、事務職はどうなのでしょうか?
総務課で働いている経験をもとに、具体的な仕事内容に沿って、AI化が可能なのか考察してみたいと思います。
事務職の仕事内容とはで紹介した仕事内容を中心に考察したいと思います。
最初に一言
「AI化可能な仕事内容はたくさんあるかもしれませんが事務職は絶対に必要です!」
ということで考察していきます。
AI化ができるであろう仕事内容
・受付(窓口対応)
これは、AIで問題ないと思われます。
理由としては、会社に訪問する場合を考えた場合に、目的と会いたい方がわかればいいので、ロボットがいて、タッチパネルで選んで、担当者に連絡がいくようなシステムでも問題ないのかなと思います。
・データ入力
これもAIで問題なさそうです。
というか、AIの得意分野かと思います。
例えば、スーパーで仕入れ値かをバーコードかなにかで、自動的に在庫管理、原価計算されるところからスタートして、レジを通った際に在庫が減って売り上げが発生。
在庫が少なくなったものや、売れ行きのいいものを自動発注。
それらの計算はもちろん、表なんかも自動作成。
請求から振込までも自動作成してくれそうです。
間違いなく人間が行うより、スピーディーで確実かと思います。
・給料計算
これはすでに進んできている会社も多そうですね。
タイムカードから自動で計算すればいいだけですので。
出勤簿を事前にリンクさせておけば、休日出勤や残業代も自動で計算できそうです。
しいて言えば、最初の基本給や時給等の設定くらいを手作業でやる必要がありそうなくらいでしょうか?
それだけであれば、社長や役職のある方がちょこっと入力すれば済む話になってしまうでしょう。
税金の関係も連動させて、納付まで自動化できそうですね。
・書類整理
こちらは説明不要ですね。
データ管理しているわけですので、そもそも書類整理というのがありえませんので。
(個人的には書類整理がしんどいので、多くの仕事のデータ管理を望みます)
AI化が難しいであろう仕事内容
・文書の作成
これはさすがに厳しいのではないでしょうか?
例えば、何かを企画した時や外部に向けての文書をAIが考えて、自動的に作ってくれというのは現実的ではない気がします。
・社内外のコミュニケーション
事務職に向いている人 6選でも重要な要素としてあげましたが、AIが行う仕事が増えたとしても、人が必要なくなるわけでは決してないはずです。
人が働いている以上、そのパイプ役であったり、社外的な人通しの繋がりが発生します。
そういった場合において、事務職というのは会社の顔と考えております。
・各種手続き
雇用保険や社会保険、労災や産育休、採用や退職等々、日々いろいろな手続きが発生します。
ある程度はAIによる自動化が可能化もしれませんが、その時のケースに合わせて、処理を行っていけるのは人間でないと厳しいかと思います。
・急なトラブルへの対応
仕事はすべて予定通りに進みません。
むしろ進まないのが普通かと思います。
突然のクレームにAIが対応できるでしょうか?
無数のパターンがあるであろうトラブル、それに対しての対応も様々。
同じトラブルなら同じ対応でいいとも限らないわけですので、これは人間がやる必要があるのではないでしょうか?
・データ分析
これこそAI化できそうに思いますが、数字上の分析はできると思いますが、その背景や理由、裏付け等は、やはり人間が考える必要があると思います。
そんなの上層部の仕事と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、分析を行うのは事務職の仕事と考えます。
それらを精査して、方向性を決めていくのが上層部(経営者)の仕事だと思っております。
・まとめ
日々のAIの進化によって、単純作業は必要なくなっていくかもしれません。
しかし、人間社会である以上、人間の感覚、意見や分析がなくなることはありえないと考えます。
事務職は会社の顔となり、経営状況を誰よりも正確に把握し、社員のパイプ役、会社や社員の代わりに必要な手続きをする等、必要不可欠な仕事です。
事務のAI化によって、単純作業はAIに任せて、会社や社員にとって価値の高い、人ならではの仕事に集中できるチャンスと考えていいのではないかと思います。
※こちらの記事で解説している、資格を取得するのもいいと思います。
【事務職へ就職・転職を考えている方】持っていると有利な資格 12選
現在、事務職の皆様もこれから目指す方もAIに負けずに頑張っていきましょう!

事務職は書類とパソコンと向き合っているだけではありません。
社外や社内の歯車役としての仕事が大きいです。
当然AIには難しいのかなと思います。